株式会社ヒガシは、お客様の家づくりに対する思いに真剣にお応えします。
住まい方をイメージして作り上げる建売住宅、お客様の思い描いている設計プランをかたちにする注文住宅など、幅広いニーズに対応できる設計と施工力を兼ね揃えています。
昭和町
昭和町で建売住宅として販売しました家のご紹介です。
弊社で建物を設計する際に建売住宅・注文住宅のいずれでも基本としている間取りの考え方や構造についてご紹介しようと思います。
建物は長期優良住宅を取得した耐震性能・断熱性能を高めた住宅です。長期優良住宅認定取得といっても建設地の条件などで断熱性能の違いはありますが弊社の建物の断熱性能は長期優良住宅を取得できるぎりぎりの性能値ではなく、住んで快適な性能値を基準としています。
サッシ(窓)は断熱性能が高い樹脂サッシ、ガラスはアルゴンガス入りのペアガラス、玄関ドアは断熱ドアの同じデザインでも2種類ある断熱等級のランクが高い方を標準採用としており外部に接する断熱材の等級もこれに準じた等級の物を標準採用としています。
体感で実感できる内容で表現すると冬場の外が寒く家の中が暖かい状況下でサッシに結露が出ない仕様の断熱効果が実感できます。この事により従来の家では山梨県内の真冬の寒さではエアコンの暖房だけでは暖かさが足りずガスや灯油のストーブも併用する家が一般的ですがエアコンの暖房だけでもお部屋の中の暖かさが維持できます。反対に夏場ではエアコンの効きが良く実感できます。外部の熱の影響を受けにくい断熱性能があるので夏場でも冬場でも家の中の室温が快適に暮らせる家となります。
2024年4月
家の荷重を支える基礎はベタ基礎が標準です。長期優良住宅を取得する際は建築確認申請のみで作る家よりも耐震性は高まります。国内最高等級での耐震性を取得しています。
建物が完成してしまうと見えなくなってしまう部分ですが在来工法の建物では柱と土台は桧の無垢材を採用しています。材木は乾燥材を使用しているので品質も高いです。
設計時には敷地の形状、方位など立地条件をよく確認し間取りの作成に取り掛かります。
建売住宅なので設計時はどのような家族構成の方が購入されるかわかりませんが基本的にはどの世代の方にも便利な家を基本に新居を求められる購入者層が多いと思う子育て世帯のご家族が住みやすい家をコンセプトとして考えています。
間取り作成の際に一番最初に決めるのは玄関の位置です建物中心部に対しての鬼門方向を確認し玄関は鬼門にかからないように配慮する事に重点を置いています。
ちなみにこの敷地の形状、方位と周囲の家の建ち方を見ると図面に対して真下方向を住宅の南側(正面)として建物の配置をする事も考えられますが総合的な判断から南西側を建物の正面として配置計画しました。この事により建売住宅販売時に仕上げた駐車場スペースの土間コンクリートを打設した部分は車3台分ですが庭側のスペースにも駐車する事も可能となるので住宅購入時に小さかったお子様が成人となり車を乗るようになっても自信の敷地内に家族全員の車が駐車できるようにと考えました。また、やや変形している土地ですがリビング前の敷地が長手方向の土地の方を向く配置となるので将来的に隣地で建物が建築されても日当たりの良さは確保できる可能性が大きいので将来にわたっても安心して暮らせると思います。
玄関ポーチは使い勝手を重視してやや広めに設計しました。雨の日に家へ帰った時鍵を取り出す前に濡れる事の無いように奥行も少し深めです。また、置き配に対応できるスペースを確保する目的もあります。
玄関ホール内には靴収納とは別に可動棚付きの収納スペースを配置。お出かけ前のコートや小さいお子様がいらっしゃるかご家庭にはお子様用の荷物置き場(保育園生のいるお宅では週末にお昼寝用の布団を持ち帰ったり週明けに持っていく荷物をまとめて準備する場所、小学生のお子様がいるご家庭では低学年のうちはランドセルや教科書など親もチェックのサポートがしやすいようこのような場所があれば便利かと思います)など便利なスペースとして活用できると思います。
LDKは家族団らんの場として家族みんなが集まりやすい空間となるようダイニングスペース、居間スペースを配置しました。
キッチン横にはパントリーも併設しスマートに収納できる納まりを意識しています。
畳スペースは3帖ですが収納力もあります。畳の小上がりを椅子のように使いテーブルをリビング側に配置しても良さそうです。
脱衣・洗面スペースは高窓で横すべり出し窓の形状なのでプライベートを保ちつつ換気もしやすい納まりです。
浴室の窓は影映りが外部から見えないように防止するためルーバーを取り付けています。
2階のホールは洗濯物が室内干しできるようにスペースを広く取り、周囲の窓は風をたくさん取り込めるよう窓の形状、設置位置を配慮しています。もちろん夜間や雨の日、花粉が多く飛散する時期に対応できるよう窓を閉め切っても空気の対流生じるよう階段ホールの反対側の天井に換気扇設置しています。
プライベートの空間に設置しているので普段の生活に支障が無いですし部屋干しで洗濯できる便利さに加え寝室・子供室へ向かう動線内にあるので自分の乾いた洗濯物は自分でしまうという事を家族それぞれが自然に行動できることによって家事の時短にも大いに貢献すると思います。