Blogブログ

株式会社ヒガシのスタッフが綴る家づくりのブログです。完成後見ることができない建物内部の様子や施工の過程、仕様する材料など、お客様が気になる内容を、プロの視点で分かりやすく紹介しています。

施工日記

木の質感

現在新築工事中の現場です。室内の天井と外部スペースの軒天井はチャネルオリジナルのウエスタンレッドシダーを施工しました。

 無塗装品を注文して大工さんが施工する前に1枚ずつ丁寧に自然塗料で塗装します。木の質感を損なわないようこの木の魅力を最大限に引き出す塗装は自然塗料のクリア色と自負しています!この木の特徴と言えば板材の木取りする部分によって濃い色と白っぽい色が混ざる事なのでこの色の差は着色で色を変えているのではなくクリア塗装でこの木の持っている本来の色を引き出しています。

 また、この板は無垢の木なので建物引き渡し後、生活環境や季節の変わりで木が動く(伸縮)際に実(さねと読みます、木のつなぎ目部分の事を指します)の隙間が見えて塗料が乗っていない部分が見えて美観を損ねるという事が無いよう施工前に塗料を塗っています。

イメージ写真
イメージ写真

ちなみに外壁のアクセント壁もチャネルオリジナル製のT&Gパネルという無垢の木の壁材を施工しています。天井材と同様同じ塗装処理を施しています。

イメージ写真
イメージ写真

室内の造作カウンターはウォールナットの無垢の板、窓枠はホワイトアッシュの無垢の板を使い手作りで作成しています。
 ウォールナットのカウンター材はつや消しのクリア色でウレタン塗装仕上げ、窓枠は室内ドアの色に合わせて塗装後にウレタン塗装仕上げを施しています。
 同じ木でも材種や使う場所に応じて木の魅力を最大限に引き出す仕上げ方を考え、それぞれの用途に適した耐久性を持たせられるよう考えて施工しています。

一覧へ戻る